工期遅れ問題に沸く世田谷区役所

今日は世田谷区内の鑑定物件絡みの調査で、世田谷区役所へ。

最初、本庁舎へ行ったものの、全域工事中で目的とする部署がどこだかわからず電話で問い合わせた所、不動産関連は二子玉川分庁舎というまったく別の場所へいかなくてはならない事が判明。

そんなこんなでようやく辿り着いた二子玉川庁舎。
世田谷区役所本庁舎建て替えに伴い、都市計画・建築・土木・みどりといった不動産業に馴染みの深い部署は丸ごと移動したらしい。

建物は閉校となった旧都立玉川高校のものという事で、昭和な雰囲気がたっぷり。

階段には世田谷区の歴史を物語る写真がズラリと並べられていたり、踊り場には東京の地図が描かれていたりと、あちこちに洒落た演出がみられます。

旧玉川高校の頃に施されたものなのでしょうか。

世田谷区は不動産取引も活発な様で、庁舎内は不動産・土木・建築関連業者とみられる人たちで結構混雑していましたが、案内が割と理路整然とまとまっていて動きやすい。

ここは基本オンライン化はされておらず全て紙ベースで職員の方が対応する形式。
新庁舎へ移行のタイミングでオンライン化を一気にやる計画なのでしょう。

土壌汚染関連はここも台帳が置いてあって自由に閲覧する形態。

さて、その現在進行中の世田谷区役所本庁舎建て替え工事ですが、ちょうどこの日、工事を受注した大成建設の工程見積もりミスや社内リソース不足等が重なり完成が2年も遅れるというニュースが流れてきました。

大成建設、「世田谷区役所」工事が2年遅延の波紋
株価も急落、建築工事で「負の連鎖」が発生か?

あれだけの大規模案件となると工程見積もりの難易度も相当難しいものであろうことは想像できますが、いろいろな要因が絡み合って負のスパイラルに陥った結果、どうにもリカバリーが効かなくなっている様です。

特に今回の場合、工期中に複数の庁舎間での引っ越しを伴いながら進める必要がある為、より一層工程編成の難易度を押し上げている模様。

いずれにせよ杉並エリアから足を運ぶ私たちとしても、二子玉川はなかなか遠方なので、世田谷4丁目の新本庁舎完成が待ち遠しいところです。

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