MIWA 75PMのキーシリンダー交換
オフィスは築52年の中古分譲マンションの一室という事で、キーシリンダー交換はまず必須。
このマンションでは昭和45年(1970年)当時の標準的なドアノブとして君臨した、MIWA 75PMという美和ロック製のドアノブが採用されていました。
このシリーズの場合、もともと使われていた外溝キー仕様のまま単にキーシリンダーを交換するだけなら、送料込み3,500円ほどの部品を購入し交換してやればOKな訳ですが、、、
キーシリンダー単体よりドアノブセットごと交換
ドアノブごとセット交換しても送料込み7,700円ほどと、キーシリンダー単品と比べて4千円位しか変わらなかったりします。
50年使っていて動きが少々渋くなっているドアノブが4千円ほどで新品に置き換えられるなら、いっそのこと丸ごと新品交換してしまった方が良いですね。
握り玉ノブよりもレバーノブ
さらに、そのドアノブですが、昔ながらの握り玉タイプというのはイマドキのユニバーサルデザイン観点でみると必ずしも優しいとは言い難いので、いっそのことレバータイプに替えてしまいたい。
このタイプのドアノブだと、しっかり握らなくても指一本でドアを開閉する事が出来、レバー比がとれる関係で(つまり、テコの原理で)操作荷重も軽くなり良い事づくめです。
価格差は4,400円ほどしか無いので、こちらを選択しない手は無いですね。
外溝キーよりもディンプルキー
さらにさらに、昔ながらの外溝キーというシンプルな構造の鍵は室外からのアタックに対する防犯性観点で不安が残るので、内溝(ウエーブ)キーやディンプルキーが望ましい。
キーの見た目もグッと現代的になり安心感も高まります。
それでいて価格差はたったの2,200円なので、これも選択肢ない手は無いでしょう。
(キーシリンダー単体同士での外溝vsディンプルの価格差は5,500円ほどですが、ドアノブとのセット価格で比べると差が縮まる様です)
唯一の欠点は、無くしたりインロックしたりすると外から開錠するのはその道のプロをもってしても非常に困難なので、鍵ごと破壊してリプレースするしか無いという所でしょうか。
ディンプルキー+レバーハンドルのフルセットを購入
という訳で部品を発注。
この手の商品は基本注文生産らしく、発注してから納品されるまで2週間少々かかりました。
交換作業自体は添付されてきた施工説明書通りに作業すればさほど難しいものではなく、工具も基本的にはドライバーのみで出来てしまいます。
古い物件のせいか、完全コンパチのネジ穴が微妙にズレてるかな?…という場面はあったものの、締め込んでいく順序を工夫しながら各ネジを均等に締め込んでいけば問題なくリプレース完了。
アパートやマンション入居時に鍵交換を希望すると、基本2万円とか3万円請求されますが、実際のところキーシリンダーの価格なんて外溝キーで3,500円、ディンプルキーで9,000円ほど。
鍵屋さんの工賃が高いのか、不動産屋の取り分が高いのかわかりませんが、結構なマージンが載せられている様です。
賃貸入居者は基本的に手を出せない領域ですが、区分所有しているのならキーシリンダーやドアノブはDIY交換がオススメです。